「十訓抄」を読んで。
丁度、読書週間のころ厚木市立図書館でこの本に巡り合い、2週間掛けて読んだ。自分の人生を振り返ると、賢愚の2つの中であまりにも愚行が多かったと反省した。今後のために心にメモし、これから道を学ぶ少年に立ち返って身口意に気を付けていこうと思うところである。
「十訓抄」序に曰く。・・・賢い振る舞いには得が多く、愚かな振る舞いには失が多い。それゆえ、今までに、何気なく、聞いたり見たりした、昔や今の物語を種として、たくさんの言葉の中から、賢、愚の2つの例をいささか取り上げ、良いことは、これを勧め、悪いことは、これを誡めいまだ道を学んでいない少年たちの輩に、正しい心を身につける手懸りにさせたいと考えた。それゆえに教訓を10段の篇に、試みに分け「十訓抄」と命名した。
以下に十段のタイトルを掲げておく。
第一段 人に恵を施すべき事
第二段 驕慢を離るべき事
第三段 人倫を侮らざる事
第四段 人の上を誡むべき事
第五段 朋友を撰ぶべき事
第六段 忠直を存ずべき事
第七段 思慮を専らにすべき事
第八段 諸事を堪忍すべき事
第九段 懇望を停むべき事
第十段 才芸を庶幾すべき事
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